定期的にご案内しているfog linen workのキナル別注商品。
そもそも別注とは。聞き慣れない方もいると思います。
いわば業界用語に近いフレーズです。
本日は「fog linen work キナルの別注」についてご説明を!
キナル別注とはfog linen workさんからは販売されておらず、
当店から色や形の指定を依頼して製作して頂く商品の事です。
文字通りなんですが通常とは「別の注文。」
キナルの指定色や形にてfogさんに作って頂くアイテムです。
一番多いパターンは色替えです。
例:このワンピースを◯◯の生地で!の様な商品。
簡単そうに聞こえますが、こちらがなかなか苦戦します。
fogさんのリネン生地の中でも「厚地」「普通地」「薄地」があります。
これらの生地を洋服に仕立てると生地の厚みで透け感や見た目のシルエット、
着用時の動きなどがガラリと変わるので慎重に考えます。
また、発色の良い物や柄物になるとコースターやキッチンクロスなど、
小物の製品では可愛くても洋服だと面積が大き過ぎてインパクトが強すぎる。なんてことも・・・
さらに生地の厚みによって柄が異なる。ここが一番難しいです。
例:このストライプの柄でワンピースを!!→薄地しかないから透けちゃうなぁ・・・
など。特にボトムスは。
極めつけは毎年生地の色や柄が変わる事。
当店では季節カラーと呼んでいます。
こちらは別注含め、fogさんから販売される全ての商品が当てはまります。
「昔買ったキッチンクロスの柄。可愛いから追加したい!」→生地が無いのでもう作っていません・・・。
このパターンは多いです。
ナチュラルやホワイト、ブラック、一部柄については定番色として長い期間が販売されていますが、
発色の良いカラーや柄物は生地がなくなると終了になる可能性も高いです。
fog linen workでは毎シーズンリトアニアで生地を生産し、色々な製品へと使われます。
その生地が無くなると生地廃盤という形で自然と生産が終了となるそうです。
一度に作る生地の長さは◯kmになる事も・・・・
その為、毎年異なる色合いの商品が販売されるのも
fog linen work / FLW のファンが多い理由ではないでしょうか。
そんな事から
「去年の別注、今年はありますか?」とお問い合わせ頂くことも多いのですが
生地が無く、作れない物が多いです。すみません・・・
ただ、そこは切り替えて新しい別注をご提案出来ればと思っておりますので
毎シーズンの楽しみの1つに加えて頂けたら本望です!
そして時には色替えだけでなく、丈の長さやポケットの有無など仕様変更を加えて頂く事もあります。
もちろん工程と生地量が増えるので、価格も上がります。
価格と使用感のバランスを考えて、製品化されていきます。
思い立ったらまずスタッフ間で話し合い、
fog担当の方への相談を経て必要であればサンプルを作って頂きます。
リトアニアの工場から当店に届くまでは約2ヶ月程、状況によっては少し長引く事もあります。
少し時間は掛かってしまいますが、その分思い入れも強いです。
街中でキナル別注に似た洋服の方を見かけると目で追ってしまいます。笑
一種の職業病ですね。笑
ここ数年の別注は全て覚えています。
お届けさせて頂いたキナルの別注商品はお客様の生活にどう溶け込んでいるのか。
そんな事を考える事もあります。
色々な問題をクリアして商品化となる為、
全てのご要望にお応えできるとお約束は出来ないのですが・・
こんな別注が欲しい。など大変ありがたい貴重なご意見です。
お客様からのご要望から生まれた別注も多数ございますので是非お問い合わせからご意見頂けると嬉しいです!
これからもキナルにしか出来ないご提案が出来たらと考えております。
現在購入可能なfog linen work キナル別注商品はコチラ
長くなりました。本日は別注についてご説明させて頂きました。
スズキ
——————————————— ————–
気になる点やご相談、お問い合わせはこちらまで。
キナルオンラインショップ 028-688-7183
定休日:土・日
営業時間:9時30分-17時
——————————————— ————–
インスタグラムハジメマシタ!
こちらは商品だけでなく、キナルの日常やスタッフの日常など自由に配信しております!
■キナルのインスタグラム■
実店舗キナルLABOの最新情報やオンラインストアの新情報をお届け!
■キナルのFacebook■
スズキ【web】
最新記事 by スズキ【web】 (全て見る)
- ◼️イベント告知◼️欧米家具の名品と雑貨コレクション - 2023-05-24
- 【スペシャルイベント開催】Yチェアペーパーコード張替デモンストレーション&トークショーイベント(※予約制) - 2023-04-07
- キナルLABO:10周年を記念して - 2022-07-12