こんにちは、キナル ウェブスタッフのミキです。
突然ですが、箸置きって使われていますか?
日々の食卓に、来客時や初節句などの特別な日に。
小さな存在ですが、箸置きを使うことによって、食卓もマナーも整う。
食事に向き合う気持ちが生まれる。
そんな素敵なアイテムだと感じています。
わが家では毎日、気分によって使い分けています。
夫とちょっと言い合いしてしまった日は、にこにこしているクマの箸置きを、
少し上品な気分の食卓には、リーフ模様の箸置きを。
気分を変えたい日には、鳥の箸置きを。
「今日は何にする?」と、夫と相談しながら選びます。
一番出番が多いのは、にこにこなクマの箸置きでしょうか。笑
可愛いものを見つけるとつい購入したくなってしまうのですが、
狭い家なので、増やしすぎないようにと今は購入を控えています。
そんな私がついつい欲しくなってしまったもの。
それが、富山・高岡の真鍮の生活用品ブランド、
“FUTAGAMI(フタガミ)” の箸置きです。
ああ、箱がもう素敵。(贈りものにもぴったり。)
並んだ様子が蝶々のようで愛らしい。
マットな光沢感も美しい。
箱を開けると箸置きの裏側がセットされているのですが、
箸置きを表に返すと、細かな粒子のようなザラザラが現れます。
(これはFUTAGAMIの特徴である「鋳肌」というものです。後ほどお話ししますね!)
そしてそこに箸を置いたとき、ひとつの作品として完成する、そんな気がして
開けて、眺めて、使用する、そのすべての過程がとても楽しい箸置きなのです。
(あくまで個人的な感想ですが・・・。)
加えて、表裏のザラザラとツルツル。
美しい対比に、なんだかドキドキしてしまいます。
そもそも私は、恥ずかしながらFUTAGAMIを知りませんでした。
好きです、真鍮。美しく控えめな光り方に趣を感じるし、アンティークな佇まいにも惹かれます。
経年変化の味わい深さも、長く暮らしに馴染んでくれる楽しみも。
ただ、これまで出会ったものは全て、表面を磨いてきれいに整えられたものだったんです。
だからこのザラザラ(鋳肌)に出会ったとき、ちょっと驚いてしまいました。
では、その「鋳肌」とはなんぞや?を簡単に。
真鍮は銅と亜鉛の合金です。FUTAGAMIでは、溶解して型に流し込む「鋳造」という加工方法、そのなかでも
鋳物砂による「砂型」を使って作っています。
鋳造後、型から取り出したままの鋳物の表面を「鋳肌」と呼び、その状態をできるだけ損なわないように表情として表現しているそうです。
このザラザラは、それひとつにしかない表情なんだ。そう思うと、ひとつひとつをより大切に感じます。
それにしても美しい佇まい。贈り物にも素敵だし、
日常使いはもちろん、ちょっと特別な日にぴったりじゃなかろうか。
わが家にもお客さま用にあったらいいな。
そしていつかのお正月には、この箸置きに見合うおせち料理が作れるようになりますように・・・。
ずいぶん長くなってしまいました。
FUTAGAMI(フタガミ) 箸置き “閃光”
2個入り、3個入り、4個入り。5個入りまで揃っています。
その他に、”月” や “結晶” といった箸置きなどもお取り扱いしています。
気になる方はぜひ、FUTAGAMIのページをチェックしてくださいね!
ミキ
●FUTAGAMIについて●
FUTAGAMIは、銅器の産地として有名な富山県高岡市の真鍮鋳物メーカー、二上(フタガミ)が立ち上げた、真鍮の生活用品ブランドです。
二上の創業は1897年(明治30年)。120年以上の歴史を誇り、明治時代から続く職人の技術を持っています。2009年、デザイナーの大治将典氏と立ち上げたFUTAGAMIの品々。キナルでは厳選してお取り扱いしています。ぜひご覧ください。
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