心なごむ優しい無垢の家具。LISCIO（リッショ）ダイニングシリーズ（後編）

こんにちは、キナルのミキです。

今日は前回に続き、広島県の木工メーカーが手がける
「LISCIO（リッショ）」ダイニングシリーズについて、
デザインや木材、作り手のことなどにフォーカスしてご紹介していきます。

前回のブログでは当店のラインナップを簡単にご紹介していますので、
そちらもぜひ併せてご覧くださいね。

LISCIO サークルダイニングテーブル円形直径84

LISCIO ダイニングテーブル長方形 126×84 / ダイニングチェア / ベンチ105

LISCIO（リッショ）シリーズはシルエットが特徴的。
どこかスッキリとして柔らかく、上品な印象を受けませんか？

薄く、どこにも角がなく、なだらかな曲線を描くシルエット。
脚は先端に向かって緩やかに細くなっています。
交互に組まれた脚部は、誰でも容易にできる組み立てのしやすさと
強度とを両立させた先に生まれたデザインですが、
この特徴的な脚部も、優しく、やわらかく、かつ上品な印象に一役買ってくれていると感じます。

なだらかな曲線はすべすべとして、丁寧な手仕事を感じられる仕上がり。
「LISCIO（リッショ）」とはイタリア語で「なめらか」という意味。
その名の通り、なめらかな手触りを追求したシリーズなんです。

触れるたび、優しい手触りにほっとする。
デザインでも触感でも、やわらかな心地良さを感じさせてくれます。

天板は角を排除した作りで、側面をカーブさせてフチの厚みを減らすことによって、手触りの良さとシルエットの綺麗さが感じられるようになっています。

そしてこのどこにも角がなくなめらかであるというポイントは、安全面でもメリットがあります。
小さなお子さんが動き回ったり、大人の方もしゃがんだ姿勢から立ち上がる際などに、
万一ぶつかってしまっても比較的安心なのは嬉しいですね。

とはいえ動かすときには少し持ちにくさがあるので、その点はご注意くださいね！

もう一つ、LISCIO（リッショ）シリーズは木部がとても心地良いです。

天板は無垢の接ぎ板で、天然木ならではの美しい木目を楽しむことができます。

『私たちは、節や木材の個性が上手に配置された家具が放つ、木の魅力、存在感こそ、
家具として「格好がいい」と考えます』

メーカーであるDENTOのこの言葉が私はずっと胸に残っていて、
そしてまさにそれが体現されていることを、何点もの家具に触れて実感しました。

木目はそれぞれに個性豊かで、節もあれば荒々しい木目もあるけれど、
そのどれもが美しいと感じられる配置。
丁寧な仕上げからは、一点一点大切に作られたことが感じられます。

仕上げは、木肌の質感を豊かに感じられる天然オイル。
木の呼吸を妨げない仕上げなので、木材そのものが持つ美しさをより感じられる反面、
気温・湿度の変化や乾燥の影響を受けやすく、反りや割れが生じることも。
表面を樹脂で覆うウレタン塗装などと比較して
傷や汚れが付きやすい側面もあるので、メンテナンスが欠かせません。

メンテナンスと聞くと構えてしまいがちですが、難しいものではないんです。
カサカサしてきたかも、と感じたら、キレイにしてオイルを塗ってあげる、それだけです。
革靴も時々靴磨きをしますよね。汚れを落として保湿する。それとおんなじです。
革製品と同様に少しの手間をかけることで、より愛着を持って長くお使いいただけるようになります。

またウレタン塗装は塗装剥がれがあっても自分では修復出来ませんが、
オイル仕上げは少しの傷の修復やメンテナンスはセルフでできる部分があるので、
そういった面ではメリットがありますね。

傷や汚れも直しながら一緒に暮らし、風合いが増していく、
そんな使い方ができるのがオイル仕上げの良いところだと思います。

オイルメンテナンスに不慣れで不安のある方も、大丈夫。
ダイニングテーブルをご購入の方には、オイルメンテナンスキットをプレゼントします！
（数量限定を予定しています）

こちらは、せっかく質感豊かな無垢の家具に興味を持っていただけたなら
ぜひ暮らしに取り入れてみて欲しいと思うので、
当店からのご購入特典とさせていただきました。
亜麻仁油と蜜蝋ワックスが主成分の自然素材でできたオイルワックスなので、安心してお使いいただけます。

作り手は広島のDENTO（伝統工芸）というメーカー。
古くから書道文化が盛んで、作品を飾る額縁の産地として栄えてきた、自然豊かな町。
元は額縁や屏風などを手掛けていたからこその、丁寧で繊細な技術で、
なだらかで美しい曲線と木製ならではのぬくもり、
空間に気持ちよく馴染むナチュラルなデザインと
使うたび心なごむ優しい質感を実現しています。

「ダカフェ日記」ってご存知でしょうか？

心あたたまる写真とともに、ぬふふと笑える家族の日常が記されている、とても素敵なサイトです。
写真好きカメラ好きな方なら、きっとご存知かも！

なんとその主の森友治さんが、DENTOのフォトフレームデザインを手掛けられているんです。
知ったときはちょっと驚いて声が出てしまいましたよね。
それはもちろん、嬉しくて！

そしてお父様の森宣雄さんは、家具デザイナー。
そう、LISCIOのデザイナーさんなんです。

DENTOと森さん。それはぬくもり、あるよねえ。
ほっこり愉快な日常が待っている、そんな気がします。

そんなわけで、いつかフレームもご紹介できればと夢見ています。
まずはLISCIOシリーズ、みなさまの暮らしに寄り添う家具として
良いご縁がありますように。

ミキ