【artek(アルテック)】スツールの3本脚、4本脚ってどう違うの??

こんにちは、キナルLABOのカタヤマです。

アルテックのスツールといえば、アルテックの中でもアイコン的な存在ですよね。
スツールと一口に言っても、実はアルテックのスツールには“3本脚”と“4本脚”の2種類があります。

どっちを買ったらいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。
店頭でもよく違いについてご質問をいただきます。

まず、見た目に違いがあると思いますが、使用感の違いにも触れながらそんな疑問にお答えしていこうと思います。
ぜひ、スツールご購入時の参考にしてくださいね。



まず正式名称ですが、3本脚は「スツール60」、4本脚は「スツールE60」といいます。

左:スツール60(ナチュラルラッカー)  右:スツールE60(ホワイトラミネート)

先に誕生したのは、3本脚のスツール60です。1933年にデザインされたので、今年でなんと90周年を迎えます!!そして後に4本脚のスツールE60が誕生しました。

3本脚も、4本脚も同じ種類どうしであれば素材に違いはありません。まるい座面にL字に曲がった脚(L-レッグ)を3本付けたか、4本付けたかという違いで、どちらもそれぞれにスタッキングが可能となっています。
(※今回の撮影ではスツール60はナチュラルラッカー、スツールE60はホワイトラミネートを使用しているため座面の材質が異なっていますが座面サイズは同じΦ350㎜です。)

スツール60
スツールE60

このスツールをデザインしたアルヴァ・アアルトが最初に3本脚をデザインしたことにも、のちに4本脚が誕生したことにも、使い手のことを考えた理由があると思います。
それぞれの特徴を知って、ご自分の好みや生活スタイルに合わせてお選びいただければと思います。

スツール60(3本脚)の特徴

■がたつきにくい
3本脚は床に接する部分が3点なので、すべての脚がきちんと床面に接します。どんな床でもガタつかないのが大きな特徴です。

ヨーロッパでは石畳の上で椅子が使われることも多く、そういった場所でもバランスが取れる3本脚の椅子が使われているそうですよ。

■すっきりとした見た目
脚が一本少ないだけでスッキリとした見た目になります。
テーブルに4本脚の椅子を並べると案外脚の数が多いものです。少しでもスッキリ見せたい方には3本脚がおすすめです。

■オリジナルデザイン
先程触れましたが、先に誕生した3本脚がオリジナルデザインとなっています。
“名作スツールをお迎えするなら、まずはオリジナルのスツール60から!”というのもいいのではないでしょうか。

スツールE60(4本脚)の特徴

■しっかりとした強度
4本脚の椅子が多いことからも分かりますが、脚が一本多いぶん椅子の強度が増します。

もちろん3本脚も普通にお使いいただく分には強度に問題はありませんが、4本脚の方が重量を分散しやすく、より高い重量に耐えることが出来ます。

■バランスの良さ
3本脚の方がすっきりしますが、見慣れた4本脚の方が見た目のバランスが良いと感じる方も多いのではないでしょうか。

■安定感と安全性
3本脚と4本脚の脚間を比べると、3本脚の方が離れていますよね。

上:スツール60(3本脚)  下:スツールE60(4本脚)

そのため、3本脚は脚と脚のあいだに手をつくと軽い力でも椅子が倒れやすいです。
きちんと理解したうえで使えば問題はないのですが、お子様やご高齢の方がいらっしゃるお家では、とっさに手をついたときなどに倒れにくい4本脚をおすすめしております!
また、不特定多数の方が使われる公共のスペースなどにも安心して使える4本脚がおすすめです。

以上、3本脚と4本脚の特徴をご説明しました。
ぜひ悩んだ際の参考にしてくださいね。



宇都宮にございますキナルLABOは、artek(アルテック)の正規取扱店です。
スツール60、スツールE60の実物をご覧になりたい方は、ぜひキナルLABOにお越しくださいませ。

そして、今年はスツール60が90周年を迎え、アニバーサリースツールが発売されるなど盛り上がっております!!

限定スツールもとっても素敵なので、気になる方は是非こちらもチェックしてみてくださいね。
アニバーサリースツール第一弾 artek STOOL60 コントラスティ


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